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2023.12.19 07:00ゴー宣道場

マスク禍の(超個人的な災厄も含めた)悲劇

奈良市在住、門下生ジャーナリストの だふね です。
前回、大阪で楽しんだ観劇について書きましたが、今回はその番外編。

私はここ数年、あちこちの公論イベントに参加していますが、これほど人がたくさんいる場所に来るのは、今年7月の『愛子さまを皇太子に』以来。
客席を占めていたのは、ほぼ女性。目がチカチカする。オンナの匂いもムンムン立ち込めて、「ソーシャル・ディスタンス」とやらも今は昔。

劇場では入場時、何の制限もなかった。今年3月までの、どこの施設でも一歩入ろうものならすぐにマスク着用を「要請」されていた頃とは、隔世の感があります。今年5月8日に、新型コロナウイルスの分類が5類に移行されてから何ヶ月も経っているのだから。

にも関わらず、場内の女性のマスク着用率は9割(目視)。私のようなノーマスクはごく少数。「“密”でもマスクさえしていれば安心」ということでしょうか?
いやいや、コロナ禍前はどうだったかを思い出しておくれ。たとえインフルエンザが流行ろうが、マスクしている人の数は圧倒的に少なかったし、老いも若きも、感染なんて何のそので、ほぼ素顔を晒していたはず。それなのに何故、今でもマスクが手放せない人が多いのか?

劇場だけが、世間から切り離されたかのような空間でした。世間といっても、一部の施設、病院などでは「マスク着用のお願い」が続いているのですが。外に出れば着用者が以前より目に見えて減ったとわかるものの、「コロナ禍前」に完全に戻ったわけでもないということを痛感させられる。
今でも、購買意欲をそそるようなマスクは次々に出ています。しかし、いかに各メーカーが着け心地を改良しようが、素顔がいちばんラクに決まっているのに。


※マスクは花挿しにもなるのか…って、ならんわ!(・∀・)

会場で見かけた女のコたちの多くは、目の周りは「ばっちり」メイクに余念がないのに、顔面の下半分は「かっちり」としたマスクで覆っている。しかもただ着けているわけではなく、マスクをもはや「顔の一部」として扱い、馴染ませるべく腐心しているようにも見えました。感染症対策というのは二次的で、顔面をフルオープンにすることへの「恐怖」がメインになっているのではないか?

彼女たちのマスクを外した顔は、全体のバランスから見て可愛いのか、そうでないのか…。後者を想像するまでもなく、私はやはりシラケてしまう。皺やたるみがあるわけでもないのに、若者が「顔」という「対人関係を築く上で大事な情報」の半分を隠して過ごすなんて、もったいないにも程がある。

先日、「マスク生活で“遅れてきたモテ期”到来した妻の変貌」という記事を読みました。容姿コンプレックスの女性が、コロナ禍が始まってマスクを着けるようになった途端モテてしまい、夫と子どものいる身で浮気三昧を始めたケースだそう。
キモッ! アホくさ! コトに及ぶ時までマスクを着けたまま? んなワケない。外すと萎えるレベルの顔だとしても、よっぽどのアレでない限り、本能に弱い男は99.9%がっつく。それを「モテている」と勘違いする女など、後で泣きを見たとしても同情の余地なし。

さて、観劇を終えた後のことです。私は帰路に就き、奈良のとある駅のホームにいました。そこへ一人の男性がおもむろに近寄ってのたまうには、
「あの…、めっちゃタイプで。LINE教えてください」
「はい?私、口をあんぐり。彼はどう見ても20代の若者。けっしてモテないわけでもなさそうなタイプなのに。
コロナ禍以降のナンパも、これで2度目だ。いい加減にしてほしい。

女子たちに告ぐ! マスクで顔を隠していたら、男子だって声をかけにくいよ、きっと。ちゃんと女のコの顔を見たいんぢゃない?
若い男が、マスクしていないオバチャンのところに来るなんて、絶対におかしい! こっちだって心外だ。

コロナ禍の「マスク美人」は、男性の審美眼を狂わせたのではないのか? 本末転倒とはこのことだ。顔が見えないせいで、男女の出逢いの芽が摘まれているという危機を感じる。ジャニー喜多川氏も、あの世で嘆いていたりして。

You、 今すぐマスク外しちゃいなヨ! ノーマスクの人たちが迷惑ネ!

コロナ禍によって、歪んだ性的嗜好の持ち主が炙り出されたのは事実。あるいはコロナ禍とは、性的嗜好が歪まざるを得ない不可抗力な事態だったかもしれません。

それにしても、彼には丁重にお断りしたが、若者を取材するチャンスだったのにな~。ちょっと惜しいことをしたか。

 


【だふね プロフィール】
昭和48年大阪生まれ。奈良市在住。主婦にして一男二女の母。ケアマネージャー。性格は‟慎重な行動派”‟陽気なペシミスト”(友人評)。趣味は映画鑑賞。コロナ禍が始まると同時に「関西ゴー宣道場設営隊(現・公論サポーター関西支部)」隊長就任。以後、現場を持ちながら公論イベントの盛り上げにも尽力。公私ともに濃密な日々を過ごしている。

 


 

 

【トッキーコメント】
コロナ禍の最中にインチキくさい学者が、マスクが「ニュー・ノーマル」だとか何とか言ってて、バカバカしい、そりゃ単なる「アブノーマル」だろと思っていたものですが、こんなことが起こっているってのは驚きです。
…といいつつ、この文章の書き方の妙もあって、相当笑っちゃいましたが。

 

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